仕事中だが今日は新しいガラスケースの納入日。そのため、古い本棚を整理してたら、若い頃の恥ずかしいモノが以前の漫画作品と同様出てきた。真鍋譲治、最初で最後のアニメ「
進級制作オープニングアニメ」のセル画だ。
通っていたアニメ専門学校がその校名とは名ばかりの授業で、色々鬱憤が溜まっていた我々オタク連中が、有志を募って完成させた
自主製作アニメ。何だか三角形や丸とかの物体を動かすって言う進級制作をクラスでまとめたフィルムにOPを付けるという理由を無理矢理こさえて学校側に殆ど無許可で撮影しました。要は抽象的な創作アニメではなく、
美少女とメカを描かせろよって言う欲望の元で作ったんですよね。キャラデザと、敵メカデザインは私がやって、ヒロインが搭乗するメカは友人が設定しました。
当時は芦田豊雄の影響で、影にベタを入れのが流行ってました。
何かブリタイ艦みたいな戦艦が爆発してます。
まぁ実際作ってみると、わずか1分足らずの作品なのにムチャクチャ時間掛かり(コンテでは5分近い作品だったが)動画枚数も極端に少ない、情けない作品になっちゃいました。正しく若気の至りです。当時はDAICONⅣのOPアニメの影響で、こーいうのを作るのが流行ってたんですよ。私他にもいくつかの作品に荷担してました。延々とアルカディア号が進んできて回り込むというのを描いた記憶があります。
結局このOPのせいかどうかは知らないが進級制作の上映は中止となり、フィルム自体は完全にお蔵入りしてたんですが、卒業して、プロの漫画家になった数年後に、学校から無理矢理フィルム強奪してVHSテープに落としました。多分それも押し入れの奥に眠っていると思いますがビデオデッキもない今、もはや見ることも出来ない代物です。